「初めて飲んだお酒が、おいしいといえる日本酒だった」をコンセプトに、
飲みやすいアルコール度数と米の旨味が味わえるように何度も試行錯誤を重ねてつくりあげた味です。
日本酒を飲んでみたいんだけど、最初にどんな日本酒を飲んだらよいかわからない。
しかし、最初の出会いは大切ですよね。
そんな人を日本酒好きにさせるお酒です。
普段飲むお酒だから、肝臓にも懐にもやさしく、
それでいて米の旨味もがっつり味わえる、肩肘張らずに気軽に飲める日本酒です。
※温度別の味わいについて、蔵元に聞いてみました。
■まずは常温で味見。
まずは常温(20度前後)で味見。軽快な甘さを連想させる香りを感じます。
口に含むと、香りのイメージ通りの甘味が、控えめな旨味や酸とセットで飛びこんできました。
その後、やや強まった酸味と軽い旨みが中心の味わいとなり、
後半はかすかに苦みや渋みといった、比較的若いお酒にみられる味の要素を感じました。
余韻は短く、気軽に飲み続けられそうなタイプのお酒です。
■60度、お猪口にそそいで、ちょっと待ってから・・・。
さて、いよいよお燗です。今回もまた、一気に60度超まで温度を上げます。
香りは酸味主体になり、炊きたてのご飯を想像する旨味も感じます。
お猪口に注いで、ちょうど良い温度(55度前後)になってから味わいます。
甘味はほとんどなくなり、旨味が存在感を増します。
上あごに酸味を、下あごに旨味を感じます。
それぞれが舌の奥で合流した後に、かすかな甘味と苦味を伴います。
余韻はやはり短く、喉を通り過ぎる寸前に、お米の旨みと軽い酸味が鼻腔へと抜けていきました。
■ぬる燗で、甘みが感じられるように・・・。
そのまま温度が下がるのを待って、ぬる燗状態(35度前後)でもうひと口。
酸が自己主張をし始め、追いかけるように甘味と旨味が感じられます。
後半は、お米由来の甘味旨味に酸が追いついてきて、うまくバランスをとってくれます。
■燗さまし。全体的に丸く、軽く熟成した印象へ。
さらに燗冷まし(25度程度)でも味わってみます。
常温よりも全体的に丸みが加わり、甘味がしっかり感じられます。
後半の苦味や渋味もほとんどなくなり、軽く熟成したような印象となりました。
最後に、特に個性が突出しているわけでもないと感じた時は、ぜひ料理と一緒に味わってみて下さい。
ふと気がつくと、なぜかお酒も料理も進んでしまう・・・そんな純米酒です。
商品規格データ
原料米名 |
米(国産)、米こうじ(国産米) |
精米歩合 |
65% |
アルコール度 |
15度以上16度未満 |
日本酒度 |
|
酸 度/アミノ酸度 |
|
使用酵母 |
和歌山酵母 |
杜氏名 |
藤田晶子 |
補足説明
飲み頃温度 |
  |
保存方法 |
常温 |
化粧箱 |
なし |
在庫 |
通常 |
発送 |
通常便 |
ギフト対応可否 |
可能(下記参照) |
※酒質データは代表値であり、製造ロットにより変動する場合があります。
車坂 年間商品計画表(予定)
通 年 |
純米大吟醸生原酒(生)
純米吟醸和歌山山田錦(火入)
純米大吟醸三年熟成(火入)
魚に合う吟醸酒(生)
おふくろ純米酒(火入) |
12月末〜 |
純米あらばしり(生生)
純米中取り(生生) |
3月〜 |
純米吟醸中取り(生生)
純米大吟醸うすにごり(生生) |
5月〜 |
出品酒生原酒(生生)
出品酒瓶火入れ(瓶貯)
出品酒斗瓶取り(瓶貯)
出品酒雫取り(瓶貯) |
7月〜 |
涼の純米酒(生生)
純吟夏にごり |
9月〜 |
純吟秋あがり(生詰) |
※造りの状況やお酒の状態により変更される場合があります。